シンフォニア岩国 山口県民文化ホールいわくに

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Interview
松本大輔(クラシック音楽専門通販ショップ「アリアCD」代表)

「みんなの音楽学校」は2020年にシンフォニア岩国でスタートして以来、クラシック音楽の魅力に迫ってきた人気の講座です。「講師の松本大輔先生のお話が巧みでぐっと引き込まれる」と評判を呼び、また、クラシック音楽CD専門店店主のチョイスならではの希少な音源の試聴を楽しめることもあって、回を重ねるごとにリピーターが増加。
今年は大作曲家の「関係」を解き明かす新たなアプローチでクラシック音楽の世界をより深く味わえる講座となっています。
この度、11月2日をもって第20回を迎えるにあたり、松本先生にお話を伺いました。


「ビギナーもファンも楽しめるクラシック音楽講座をシンフォニア岩国で開催したい」という思いから松本大輔先生にオファーをし、2020年に「みんなの音楽学校」がスタートしました。

――当時はコロナ禍で、延期が相次ぐなど苦労がありましたが、今では毎回たくさんの方に楽しみにしていただく人気講座となりました。これまでのあゆみを振り返って、どのように感じていますか?
そうそう、ちょうどコロナが始まった時で…延期、ダブルヘッダー(1日に2回実施)と本当に苦難の連続で。
でもそんななか足を運んでくれて、そして喜んでくれる人がいてくださって。
そうか…考えてみれば、そんな大変な状況だったからこそ、「喜びや感動を伝えたい」という気持ちが普段より強かったかもしれないですね。


――お住まいの愛知県を中心にさまざまな地域で講演をされていますが、その中で、岩国という街や岩国のお客さまへの印象はいかがでしょうか。
先の話の続きになるんですが、そういう状況から始まったというところもあるのか、毎回みなさん真剣勝負で、すごく熱心に参加してくれてる気がします。
だからこちらももっともっといいものを作り上げていかなきゃと。
あ、あとは自分が同じ瀬戸内の松山で生まれ育ったので、岩国に来ると故郷に帰ってきたような気になるっていうのもあるかもしれません。社交辞令じゃなく、本当に毎回岩国に来るのがどんなに楽しみなことか!
毎回の講座が一番待ち遠しいのはひょっとしたら自分かもしれません。(笑)


――クラシック音楽の魅力を広める活動をするに至った、クラシック音楽との出会いや経緯、思いについてお聞かせください。
高校時代に音楽を専攻してたんですが、実技の試験は最悪だったので(笑)、研究発表で挽回しなきゃいけなかった。
そこで生まれて初めて人前でクラシック音楽の歴史について発表したら、それがものすごく評判が良くて、先生からもすっごく褒められて。
その成功体験がいまの活動の原点かもしれません。
音楽の話でみんなが喜んでくれる顔を見たい!という。


来場者アンケートでは毎回「お話が面白い」というご意見を多くいただきます。1時間があっという間に感じられる構成の巧みさや、松本先生の洗練された、余韻のある話し方に魅力を感じている方が多いようです。

――皆さんにお話を楽しんでいただくために心がけていることはありますか?
小さいころから漫画や小説を書いてて、学生の時は演劇に凝ってて、基本的にお話を作ったり、何かを面白おかしく脚色したり、演出したりするのが好きなのかな。
だから自分の講座は、勉強会ではなく、「演劇」だと思ってやってるのかもしれません。見て聴いて愉しくてためになる、ひとつの「音楽劇」のような。


――今年度のテーマ「大作曲家のアツい関係」は松本先生からご提案いただきました。
来場者アンケートで「二人の関係性が知ることができて興味深かった」という感想が見られましたが、「関係性」をクローズアップすることで、松本先生ご自身が感じたことや発見したことはありますか?

一人の作曲家だけを取り上げたときには気づかなかったことが、ほかの作曲家との関係性を見ることで浮かび上がってくることがあるんですよね。
すっごくエライ大作曲家たちが、ほかの人に負けないように、とか、認めてもらおう、とかって頑張る姿は、なかなかいじらしくも生々しい。
そういう姿を見ると、改めて人間はひとりで生きてるわけではないんだなあ、と。


――「今後、みんなの音楽学校でこんなテーマを扱ってみたい!」という展望があれば教えてください。
基本は自分の講座は「一人演劇」的な空間なのでこのスタイルで続けていきたいのですが、もしも許されるなら岩国の演奏家の方に出演してもらうレクチャー・コンサートのようなものも単発でやってみたいですね。
あと、岩国といえば日本酒なので(笑)、いつか日本酒を絡めたイベントをやってみたいです!
講座に来てくれる皆さんとの距離を縮められたらと。
べろんべろんになるかもしれないですけど!

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