名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1961年アメリカ・インディアナ大学に留学、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年ミュンヘン国際コンクール第2位、カザルス国際コンクール第1位入賞。
これまでに鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、ウジェーヌ・イザイ・メダル(ベルギー)、モービル音楽賞、N響有馬賞、ウィーン市功労名誉金賞、毎日芸術賞(音楽部門)、文化庁創立五十周年記念表彰など多数受賞、表彰されている。
2009年秋の紫綬褒章を受章。2013年、文化功労者に選出。
カナダ・西オンタリオ大学准教授、アメリカ・イリノイ大学教授、インディアナ大学教授を経て、現在桐朋学園大学特命教授(前学長2004~2013年)、韓国国立芸術大学客員教授。2007年よりサントリーホール館長。日本藝術院会員。
ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。ドイツを拠点に、リサイタルのほか、日本でもヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル等のツアーに参加。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか、2020年には第51回サントリー音楽賞を受賞。
2020年12月には「ハンマークラヴィーア」を含む後期の個性派ソナタを含む、2年がかりで取り組んだ「ベートーヴェン・プロジェクト」の完結編となるアルバムを発売(RCA Red Seal)。現在ドイツ・フォルクヴァング芸術大学教授。