すでに報道されていますように、当館名誉館長の澄川喜一先生が本年4月9日(日)にご逝去されました。
ここに謹んで心より哀悼の意を表します。
澄川先生には平成8年(1996年)の開館当初から名誉館長を務めていただき、これまで館の運営だけでなく文化による地域振興プランなど、
多岐にわたるご助言をいただきました。
先生の活動の原点が錦帯橋の魅力にあることから岩国をこよなく愛され、また、岩国だけでなく山口県の文化振興にも多大な貢献をされたことに感謝の言葉もございません。
当館の敷地内には、「TO THE SKY」など先生の作品が3点ございます。当作品を先生の象徴として、私たちは、先生からお伝えいただいた作品にかける思いとご指導いただいたことを今一度振り返り、後世に伝えていかなければならないと考えております。
「まだまだ創るよ、ぼくはまだ鼻たれ小僧だから…」と仰った先生の謙虚なお人柄を思うに、まだまだ作品を生み出していただき、ご指導いただきたいこともたくさんありましたが、ここで、ゆっくりとお休みになられるようお祈りいたします。
シンフォニア岩国 館長 若林 英樹